新華社の報道によると、中国社会調査所(SSIC)はこのほど、10月1日からの国慶節連休の過ごし方について、北京、上海、広州、重慶、瀋陽、哈爾濱(ハルビン)、武漢、西安、鄭州など各市の市民2千人を対象とするアンケート調査を実施した。調査では、「連休中に最も苦労する事柄」として、回答者の76%が「電車や飛行機のチケット購入」を挙げた。
ある回答者は「連休期間になると、中国の人口の多さが浮き彫りになる。列車や飛行機などあらゆる交通機関がすべて間に合わず、チケットの入手が非常に困難」と漏らす。チケットの転売で利益を上げ、いわゆる「ダフ屋」が状況をさらに悪化させていることから、回答者の94%が「ダフ屋は厳しく処罰すべき」と答えている。
「連休中の最大の懸念」として最も多く上げられたのは安全の問題で、回答者の57%が「生命、財産の安全」を上げている。次に多かったのは健康に関する懸念。また「連休を楽しく無事に過ごせると思う」と回答した人は全体の69%、「連休が大変待ち遠しい」とした人は86%、「連休で心と体を調整し、休暇後には充実した気持ちで仕事に取りかかることができる」とした人は58%だった。
「人民網日本語版」2004年9月28日