外交部の李肇星部長は10日昼、パキスタンのカスーリ外相と電話会談を行った。李部長は、「中国の指導者、政府、人民は、パキスタンで拘束された中国人工程師(技術者)2人の状況に非常に注目している」と話し、パキスタン側に引き続き全力で対処し、必要なあらゆる措置を取って人質を救出し、人質の生命の安全を確保するよう求めた。
カスーリ外相は「パキスタン政府はいかなる代価も惜しまず、あらゆる努力を尽くして中国人2人を救出する」と述べた。
パキスタン当局は10日、人質となった中国人2人がすでに武装集団から逃れ、現地自治体責任者の保護を受けていることを確認したと発表した。2人に生命の危険はなく、2人の帰還に向けた話し合いが現在進められている。
2人が所属する企業は10日、関係者の許可を得て2人に衣類や食品を送った。
「人民網日本語版」2004年10月11日