美容キャンペーン週間「中国国際美容時尚周」の一環として北京で19日に開催された「2004年中国美容経済フォーラム」で、「中国美容経済調査報告」が発表された。これによると、美容産業は不動産業、自動車産業、観光産業、電子通信産業に次ぐ5番目の消費分野に成長している。
「中国国際美容時尚周」組織委員会の主席を務める張暁梅・人民政治協商会議全国委員によると、中国では過去1~2年間に美容サービスを利用した人が3億人を超え、都市部では1カ月当たりの美容サービス支出が、平均29.33元に達した。美容サービス業界の生産額は年間1680億4千万元で、関連する化粧品産業にも1600億元の売上をもたらし、毎年前年比20%増のペースで成長している。専門家は、全国の人口の7%が美容サービスの潜在的な消費者とみている。
「報告」によると、美容サービスの利用1回当たりの費用は全国平均で103.41元。都市別にみると、トップは北京市の123.39元だった。2位は成都市の118.4元、3位は瀋陽市の116.53元。最も安いのは西安市の76.05元だった。消費者の年齢構成をみると、18~25歳の若年層が全体の25%以上を占め、美容サービス・ヘアケアサービスの主な消費層になっている。一方、36~40歳の層は全体の19.2%、45歳以上の層はわずか10%だった。性別構成では、利用者の約9割が女性で、男性を圧倒している。男性利用者の割合が比較的高いのは上海市(21.6%)と広州市(21.5%)。
「人民網日本語版」2004年10月20日