中国商務部の安民副部長はこのほど、「当面の発展状況から見れば、今年の中国・ASEAN間の貿易総額は1000億ドルの大台を突破する見込みがある」と語った。
同氏によると、昨年開催された中国―ASEANサミットの席で、温家宝総理は「2005年までに、双方の貿易総額が1000ドルを突破する」という念願を表明したが、当面の発展状況から見れば、今年前述の目標を達成する見込みがある。
商務部がこのほど公表したデータによると、1990年から中国―ASEANの貿易額は年平均20%上昇。2003年の双方の貿易額は782億ドルに達し、1978年より約90倍増となった。1990年からASEANは中国にとっての5番目の貿易パートナーになり、発展途上国の中で最大の貿易パートナーとなっている。今年の1-9月における双方の貿易額は754億ドルに達し、昨年同期比35.6%増となっている。
安民副部長は「中国とASEANの貿易関係が絶えず発展していること、および将来の中国―ASEAN間のFTAの発足にしたがって、互にメリットをもたらすことをむねとする双方の全方位の貿易提携が新たな段階に引き上げられ、協力の展望が一層広大なものとなるだろう」と語っている。
「チャイナネット」 2004/10/22