衛生部の高強・常務副部長は21日、「中国は今後3-5年をかけて、無償献血の割合で100%を目指す。このうち、ボランティアによる無償献血を80%以上とし、組織的な無償献血は20%以内に抑える」と表明した。
高常務副部長は「2001-2003年度全国無償献血表彰大会」で、「近年、中国の無償献血事業は大きな業績を上げている。臨床で使用される無償献血の割合は、1998年の22%から、2003年の85%に増加した。中でも、ボランティアによる献血の割合は、5.5%から61%に増加した」と語った。
無償献血は、血液を通じて感染する疾患の防止にも役立っている。世界保健機関(WHO)の調査によれば、血液の中でも、無償献血者の提供した血液の安全性が最も高いことが分かっている。無償献血制度を実行している諸国では、血液感染によるエイズ、B型肝炎、C型肝炎などのリスクも少ない。
中国では1998年に無償献血を導入し、実施制度を確立してきた。
「人民網日本語版」2004年10月22日