10月30日は「希望プロジェクト」(学校へ通えない中国の貧しい地域の子供たちに対する民間教育支援)実施15周年記念日。中国青少年発展基金会の担当者は29日、北京で会見し、希望プロジェクトが1989年10月30日に実施を発表して以来、累計で国内外から25億元以上の寄付金を受け入れ、260万人の貧しい児童の人生を好転させ、寄付金による「希望小学」1万1266校を建設したことを明らかにした。
統計によると、希望プロジェクト助成対象のうち、80%の「希望小学」と奨学生が中西部の貧困地域に分布しており、現在、中国の農村にある小学校全体から計算すると、2.5%が民間資金の援助で建てられた「希望小学」だ。
中国科学技術促進発展研究センターが発表した評価レポートによると、中国の直轄市・省都・自治区都29都市に住む16歳以上の市民のうち、希望プロジェクトを知っている割合が93.9%、さまざまな方法で希望プロジェクトに協力や参加した割合が63.5%だった。希望プロジェクトはすでに中国社会において最も広く参加され、大きな規模と影響力を持つ民間公益事業となった。
「人民網日本語版」2004年10月31日