国家気候センターの董文傑副主任は1日、エルニーニョ現象の再発により、今年の中国は暖冬になる可能性が高いことを指摘した。董副主任によると、現在すでに太平洋の熱帯地域でエルニーニョ現象が見られ、2004年から2005年にかけて、太平洋の赤道付近と東側海域の海面温度が上昇を続けるという。今後しばらくは、こうした状態が進行するものと見られる。
ここ50年近く、エルニーニョ現象が発生すると中国は暖冬になる確率が高い。特に1980年代後半以降、中国の気温は上昇しており、暖冬の可能性がさらに高まっている。来年の夏には、水害や干ばつなどの自然災害が発生する可能性も高い。
「人民網日本語版」2004年11月2日