上海市民政局婚姻登記処が1日明らかにしたところ、今年に入って離婚届を提出した夫婦は、9月末までに2万225組(前年同期比29.66%増)。同処の周吉祥処長によると、衝動的な離婚を防ぐために、11月から市内19区・県の婚姻登記センターは、離婚届を提出しようとする夫婦に「離婚告知書」を発給し、夫婦の間に冷却期間を設けるよう促している。
同局の統計データによると、今年に入って結婚届を提出した夫婦は9カ月間で9万組以上。結婚と離婚の人数比は4.45:1。昨年一年間の結婚件数は9万8千組以上、離婚件数は1万4294組で、結婚と離婚の人数比は6.85:1だった。
分析すると、昨年10月1日の新しい「婚姻登記条例」施行後、当事者は身分証と戸籍簿さえあれば、数分で離婚証明書を受け取ることができるようになった。手続きは簡単で、離婚者数を大幅に増やす結果を直接的に招いた。1週間だけの結婚、1カ月だけの結婚、半年だけの結婚も今ではもう珍しくない。上海では多くの若い夫婦が衝動的に離婚するのがトレンドになってしまった。
「人民網日本語版」2004年11月3日