中国の秋の取り入れもそろそろ終わろうとしているこの時点に、国務院常務会議はこのほど、「今年の食糧の増産はすでにうごかぬ状況となり、さらに所期目標を突破する見通しだ」ということを明らかにした。
新華社の関連報道によると、2004年の中国の食糧生産量の所期目標は4500億キログラムと設定された。人々が食糧生産量の連年の減少に不安を感じている昨今、9億の農民が中国共産党中央委員会の1号文書の導きの下で、4500億キログラムという最も重要な目標を突破し、重要な意義をもつ豊作をもたらすこととなるのである。
今年、中国の食糧生産の状況は非常に喜ばしい。国家統計局が公表したデータによると、夏の食糧産量の4.8%増を踏まえ、早場米の生産量も321億キログラムに達し、昨年同期比8.8%増となった。秋の作柄もよく、通年の食糧産量は所期の4500億キログラムに達すると見られている。
今年の食糧産量は2000年以来4年連続の減産の局面を一挙に転換させ、中国の食糧需給バランスに注目している人々にはっきりとしたメッセージを伝えることになった。つまり、中国の食糧生産は「減産から増産に変わる」という重要な転機を迎えることとなったわけである。
「チャイナネット」 2004/11/10