旧日本軍による南京大虐殺を告発したノンフィクション「ザ・レイプ・オブ・ナンキン」の著者で、今月9日に自殺した中国系米国人作家アイリス・チャン(張純如)さんの告別式が18日夜(米西部時間)行われた。チャンさんの親族をはじめ、各界から数百人が参列した。
告別式に駆けつけた「世界抗戦史維会」の丁元副会長は「最も重要なことは、若い人がバトンを受け継ぎ、チャンさんの業績を受け継ぎ、歴史的事実を守る努力をすることだ」と述べた。丁副会長はさらに「歴史的事実を守るということは、中国と日本の関係と歴史的定点に限らず、米国人がいかにして中国を知るか、中国人自身がいかにして自らの民族を知るべきなのかという点においてもだ」と語った。
写真左:愛妻のチャンさんに別れの口づけをする夫のダグラスさん
写真右:キャンドルの炎でチャンさんに哀悼の意を捧げる参列者
「人民網日本語版」2004年11月22日