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内蒙古の旅客機墜落事故、テロの可能性なし

21日に旅客機の墜落事故が発生した内蒙古自治区包頭市で24日午前11時40分、湖に墜落した機体のフライトレコーダーの一部を潜水作業員が見つけた。見つかった部分は、コックピット内の会話を録音する機器。パスワードを解除した後、乗組員の会話を聞き取ることができた。午後12時50分、飛行データの記録も見つかり、分析のため北京に送られた。

中国民用航空総局弁公庁の徐立副主任は同日の記者会見で、「フライトレコーダーは墜落時に衝撃を受けたが、内部データへの影響は調査結果を待つ必要がある」と述べた。

同事故に関する記者会見での発表によると、24日午後2時10分ごろ、事故現場の南海公園の湖から、同事故で亡くなったとみられる男性1人の遺体が引き上げられた。これで犠牲者は55人となった。うち墜落機の乗客・乗員は53人、地上の犠牲者は2人。

公安部の事故調査専門家チームに特別招請された捜査専門家、烏国慶氏は記者会見で、「公安部、北京市公安局などの機関による専門家チームの調査により、機体上の燃焼の痕跡は爆発時のものであると判断された。死亡者の遺体の損傷は、機械との衝突や燃料タンクの燃焼によるものとみられる。機体には人為的な爆発や銃撃の痕跡はなく、人為的破壊による事故の可能性はほぼない」と説明した。

「人民網日本語版」2004年11月25日

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