このほど、中国建設部政策研究センターは「2020年において、われわれはどのような家に住んでいるか―中国の全面的な『小康』(ややゆとりのある)社会の居住目標の研究」を発表し、2020年の住居面の予想図を描いてみせた。
同研究レポートは21の指標を公表。主として、都市部の一人当たりの居住面積が35平方㍍、都市部の低所得家庭の一人当たりの居住面積が20平方㍍以上に、都市部の一人当たり緑地面積が8平方メートルに達するなどの指標が含まれている。
関係筋によると、2020年になれば、現在、都市部の住宅に存在している問題がほとんど解決され、中国北部地域では暖房設備は人口の99%をカバーすることになる見込み。南部地方に位置して夏は暑く、冬は寒い地域では、ほとんどの家庭が暖房設備を利用することになると予測されている。
2020年には、北京、上海などの大都市はマイカーの都市部進入に厳しい制限を加えることになる。地下鉄を主とする公共交通施設が発展をとげ、住宅団地からバス停までの距離は500メートル以下となり、バスの往来も頻繁になる。つまり、バスを待つためにイライラしなくてもよくなる。なぜなら、バスを待つ時間がほんの20分ほどになるからだ。
「チャイナネット」 2004/11/26