中国の広い範囲にわたってここ2日間、この冬一番の濃い霧が発生している。中央気象台の気象専門家によると、この濃霧は今後2日間続き、3日後には寒気の到来に伴い、中国中・東部地域の広い範囲にわたって雨または雪、さらに強風の荒天となるとともに、濃霧は消えると予想される。
中央気象台の楊克明・高級工程師によると、11月30日から12月1日朝まで、中国の西南地区東部、江南、漢水流域、華北平原、東北南部の一部地域で霧が発生した。そのうち河北省中南部、河南省中北部、山東省中西部、北京・天津地区で濃霧が発生した。視界可能距離は100―200メートルで、一部地域の視界可能距離はさらに短い。
濃霧の影響で、2日朝の北京首都空港が一旦閉鎖されたほか、北京市、天津市、河北省、遼寧省、山東省の高速道路もある程度の影響を受けた。
写真左:濃霧に包まれた北京・天安門広場
写真右:フライト遅れの札が掲げられた北京首都空港の各搭乗ゲート
「人民網日本語版」2004年12月2日