中国科学技術部や国家食品医薬品監督管理局などの部門が5日北京で、「中国が自力で研究開発したSARS ・新型肺炎ワクチンは第1段階の臨床試験をスムーズに終え、今後も更に関連の研究を進める」と発表した。
この臨床試験を担当した中日友好病院呼吸科の林江涛主任によると、第1段階の臨床試験でワクチンを接種された人にはいずれも異常反応が現れておらず、ワクチンの安全性が確認されており、この次は、接種者の範囲を拡大していくということとなる。
報道によると、中国のSARS ワクチンの研究開発プロジェクトは、去年4月の末から始まったもので、今年の5月から第1段階の臨床試験を行った。これで、中国は世界でSARS ワクチンの臨床試験を行う初の国であり、初めて第1段階の臨床試験を終えた国でもある。
「CRI」より 2004/12/06