中国性学会の胡佩誠教授はこのほど北京放送記者のインタビューに答え、「中国は同性愛者を客観的に取り扱い始めた」と述べた。
WHO世界保健機関が1992年研究結果として発表したところによると、同性愛は少数の人々に現れる自然的な現象だが、中国の人々の同性愛に対する理解と考えはかなり長い過程を経ていた。胡佩誠教授は「中国の政府や学者、及び一部の民間団体は現在、同性愛者が体と心理的健康を保つことを援助している。中国は同性愛によるエイズの感染を抑制するため、全国で40ヶ所の観測ステーションを設置し、関連活動を行なっている。また、上海や北京などの都市では同性愛の相談ホットラインが設置され、いろいろな相談に乗り、同性愛者に心理的支持を与え、エイズなどの病気の予防知識を教えている」と述べた。
中国衛生部門の最近の調査によると、中国には男性の同性愛者は500万から1000万人に達した。
「CRI」より 2004/12/09