「中国西部地域における最も魅力的な観光スポット」の評定の結果はこのほど公表され、西安市の華清池がその一つに選ばれた。
華清池は西安市の市街区から30キロ離れたり山の北麓に位置し、唐代の華清宮の遺跡の一部である。風光明媚なり山に囲まれた天然の温泉「華清池」は、西安を都としていた歴代の皇帝に喜ばれていた。特に唐代の詩人・白居易(日本では白楽天として知られている)の「長恨歌」の名句「春寒賜浴華清池、温泉水滑洗凝脂(春寒うして浴を賜う華清の池、温泉水滑かにして凝脂を洗う。)」により広く知られている。近年、唐代の華清宮の遺跡の発掘作業がすすめられており、「蓮の花のお湯」「かいどうのお湯」などの5ヵ所の往時の皇室専用のお湯の遺跡が発見されている。
「チャイナネット」2004年12月13日