北京市政府はこのほど、住民を対象に北京の生活環境に関するアンケートを開始した。市民による北京の「診断結果」は、市政府公式サイト「首都之窓」に掲載される。
調査内容は「緊急性」と「現状」の2部門に分けられる。「緊急性」の調査では、25の選択肢から、改善を急ぐべきだと思う10項目を市民が選ぶ。12日午後7時現在、最も関心が集まっている課題は「交通状況」。2位以下は「環境汚染対策の強化」、「人口の全体的資質の向上」、「良好な社会保障システムの構築」、「十分な雇用の創出」――の順だ。
北京は現在、都市計画の中で初めて「住みやすい都市」を目標に掲げている。今回のアンケートには、「住みやすい都市」に関する市民の理想像と現状の差を明確にする狙いがある。市政府公式サイト「首都之窓」には、アンケートや関連のフォーラムのコーナーを特設。市民はサイト上で、アンケートや写真投稿、フォーラムへの参加などを通して、北京の現状や改善が必要な問題に対して意見を発表することができる。実施期間は、来年3月9日までの3カ月間。
「人民網日本語版」2004年12月13日