中国は2005年、鉄道の一部区間で、運行時速300キロを超える高速鉄道専用線の敷設工事を開始する。同事業に関する15日の国際交流会議で明らかになった。
鉄道部の陸東福副部長によると、中国がこれまで着工を許可した運行時速200キロ以上の鉄道路線は、総延長が計3千キロに達する。
今回着工が決まった時速300キロの専用線は、武漢(湖北省)-広州(広東省)間、鄭州(河南省)-西安(陝西省)の2区間。
鉄道部の何華武・総工程師(最高技術責任者)によると、専用線では、専用線向けに設計された列車と、他線から専用線に乗り入れる列車の両方が運行する予定。基礎工事の設計・施工では、運行時速350キロを想定する。投入時の運行速度は専用線向け列車が時速300キロ、他線からの乗り入れ列車が時速200キロ。
「人民網日本語版」2004年12月16日