世界各国の中国人留学生・留学経験者を対象としたアンケートの結果が16日発表された。
全国青年聯合会と「青年参考」紙はこのほど、海外の中国人留学生と帰国者の現状に関する調査を実施した。主催者側によると、調査期間は10月15日からの1カ月間で、インターネットを通してアンケート形式で行われた。回答者は3097人、平均年齢は29歳で、うち男性が3分の2。留学後すでに帰国した人や、米国、カナダ、英国、日本、ドイツ、オーストラリアなど世界49の国と地域の留学生などが含まれる。
調査によれば、海外に滞在中の留学生のうち、帰国の意思があると答えた人は87.7%で約9割を占めた。中国経済の見通しが明るく、チャンスも多いことなどが理由に挙がった。
留学と事業の関係について、「留学という『箔』をつけることが事業成功の近道」という見方に対して、「そうは思わない」という答えが63.8%に達した。一方、「海外での経歴は国内での成功に役立つ」との見方に対しては、回答者全員が同意した。回答者全員の意見が一致したのは、同項目だけだった。
「人民網日本語版」2004年12月16日