中国外交部の劉建超報道官はこのほど、中国の漁師2人がこのほどギニア沖で銃殺された事件について、記者からの質問に答えた。
――中国の漁師2人がギニアの海域で銃殺された。具体的な情報と外交部の措置について説明してほしい。
現地時間12月14日午前、中国大連長海遠洋漁業公司の漁船1隻がギニアの沖で通常の作業を行っていたとき、現地人とみられる7人(うち3人は軍服を着用し銃を携帯)が船内に乗り込んで発砲し、中国人の漁師2人が殺害された。
事件発生後、駐ギニア中国大使はギニア協力相と、中国外交部領事司司長は駐中国ギニア大使とそれぞれ緊急会見し、同事件についてギニアに通報するとともに、厳重な申し入れを行い、強盗行為を強く非難するとともに、ギニア政府が同事件を強く重視し、早急に事件の真相を明らかにし、容疑者を厳重に処罰するよう求めた。また、ギニア側が適切かつ効果的な措置を講じて、中国人漁師の生命や財産の安全を確保し、同様の事件の再発を防止するよう求めた。ギニア側は、直ちに調査を行い、進展状況を適時中国側に報告する姿勢を示した。
在ギニア中国大使館はこれまで、同漁船上で状況調査を行うとともに、被害にあった漁船の漁師らを見舞った。犠牲者の遺体はすでに適切に保管され、現在は善後処理が進められている。
「人民網日本語版」2004年12月21日