今年、中国では、流域的な大洪水はなかったものの、一部の河川での洪水、頻繁に発生する山水や土石流などによる災害が、国民経済にひどい損失をもたらし、水利省の統計によると、今年の水害による直接の経済的損失額は666億元に達したことが明らかになった。
中国水利部の汪恕誠部長は22日、蘇州で開かれた全国水利局長会議の席上、「今年、中国は、洪水予防活動で、科学的調整と効果的管理への転換を達成し、全国の主な河川の堤防と重要なダムはすべて無事だった。科学的な洪水予防策を取ったため、今年、中国では、洪水による死亡者数は大幅に減少した。今年の増水期に、中国は、数百万もの住民を移転させ、秩序良く救援作業を進めた結果、社会の安定をも維持した」と語った。
「CRI」より 2004/12/23