AOLの子会社であるテジック・コミュニケーションズはこのほど、中国での携帯電話ショートメッセージ(SMS)の使用状況に関する調査結果を発表した。回答者の9割近くが親しい友人への新年の挨拶に、6割以上がデートの約束にショートメッセージを使用している。
ショートメッセージは私生活での情報伝達のスタンダードとして、中国人の生活各方面にすっかり浸透している。回答者の86%がショートメッセージで友人に新年のあいさつを送る予定で、90%近くがショートメッセージで友人や家族の誕生祝をしたことがあると答えた。
また、回答者の3分の2がショートメッセージでデートの約束をしたことがあると答えた。しかし、結婚については伝統重視なのか、ショートメッセージでプロポーズをしたという人はわずか8%未満。一方、別れ話にショートメッセージを使った人は12%いた。
職場でもショートメッセージは浸透している。回答者の30%が日常的な会議の調整に、26%が仕事上の問題の迅速な解決に、10%以上が新事業の打ち合わせなどに、22%が上司への病気休暇の連絡にショートメッセージを使用している。
回答者の9割近くが友人と、6割近くが家族とショートメッセージをやりとりしている。恋人とのやりとりが中心という人は約3割。ショートメッセージのヘビーユーザーは23~35歳の若年層で、1日に20件以上発信するという人が半数を超えた。
「人民網日本語版」2004年12月27日