中国国際航空の専用機が28日夜7時、スマトラ島沖地震の影響でプーケット島に足止めされている北京からの観光客170人を帰国させるため、タイのプーケット島へ向かう。
観光客は香港中国旅行社、中国康輝旅行社、北京中国旅行社のプーケット島ツアーに参加していた。専用機は、29日早朝に現地に到着し、1時間後に観光客を乗せて北京へ引き返す予定。
中国旅行社東南アジア部の責任者・欧陽超松さんによると、タイに滞在中の同社ツアー参加者は、プーケットを除けば150人程度。航空便が順調であれば、観光客は予定通りに帰国できる見通しのため、参加者家族には安心するよう伝えている。
国家観光局の関係者が27日に明らかにしたところでは、東南アジア地域が地震と大津波で深刻な被害を受けたことから、同局は東南アジアへの旅行ツアーの催行には慎重を期するよう指示している。
「人民網日本語版」2004年12月28日