世界的に有名な指揮者の小沢征爾さんが6日、北京市の中央音楽学院を訪れ、10月2日に同市の保利劇院で上演予定のオペラ・ロッシーニ「セビリアの理髪師」の演奏者オーディションを行った。
管弦楽器のオーディションには同学院の学生約20人が参加した。小沢さんによると、夢は自分の音楽経験を次の世代に伝えること。オーディション後、小沢さんは「参加した若い演奏家たちに大変満足した。感性や演奏技術の基礎がしっかりしており、中国の音楽分野での発展が非常に早いことを実感した。ぜひとも中国で教え、自分の経験を伝えたい」と話した。7日には上海音楽学院で、出演者と合唱団メンバーのオーディションを開く。
唐家セン国務委員は6日午後、北京で小沢さんの一行と会見した。
(唐家セン国務委員のセンは「王」に「旋」)
「人民網日本語版」2005年1月7日