国家気候センターが11日に発表した統計によると、昨年12月下旬以降、全国各地の気温は、青蔵高原を除く大部分の地域で例年並かやや低めとなっている。中・東部は例年より2~4度低く、中でも吉林省・遼寧省・内蒙古自治区・新疆ウイグル自治区の一部は例年を4度以上下回った。
昨年12月下旬から今年1月上旬までの気温は、全国平均で1993年以降、2003年に次ぐ低さとなった。平均気温は河南省で1968年以来38年ぶりの寒さとなったほか、遼寧省でも1982年以来24年ぶり、湖北省で1993年以来11年ぶりの寒さになった。このほか、吉林省では1982年以来2番目、北京市や河北省では1986年以来2番目の寒さとなった。
同センター気候評価室の張強主任は、低温が続けば屋外での作業、冬小麦やアブラナの越冬、ハウス野菜や季節はずれ野菜の栽培などに影響が出るおそれがあると指摘している。
「人民網日本語版」2005年1月12日