中国青少年研究センターはこのほど、都市部に暮らす子供の発展に関する青書「中国都市少年児童生活習慣研究」を発表した。大規模なアンケート調査と面談調査を基に、詳細な分析を加えたもので、2004年現在の青少年の食生活、睡眠、娯楽、運動、メディアとの接触、衛生習慣の実情を客観的に反映している。
調査の結果、都市部の子供に食事、特に朝食を取らない傾向が目立っていることが分かった。回答者の23%が「朝食を取らない日もある」と答えた。また、朝食を取らない割合は、小学生より中学生の方が大きい。「朝食は毎日取る」と答えた割合は、小学生が80.4%、中学生が70.3%。朝食を取らない理由は、▽時間がない(56.5%)▽食欲がない(37.5%)▽面倒だから食べたくない(13.6%)――など。
一方、サプリメント類をむやみに取る子供も目立っている。回答者の82.7%が「サプリメントは食品の代わりになる」としているほか、63.5%が「サプリメントを取ったことがある」と答えた。
専門家は、子供が年齢に合わないサプリメントを取ることについて、過度の宣伝や、大人が誤った知識を教えたことなどが原因とみている。
「人民網日本語版」2005年1月27日