中国貧困扶助基金会が1日に予定していた春節(旧正月)チャリティー晩餐会の開催が中止された。同基金会の柏●主任が1月31日に明らかにした。春節期間中は貧困扶助のための資金調達を目的とした他の晩餐会もいっさい行わないという。
今回は会場や関係者など各方面の準備が不十分で、時間的な余裕もなかったため、一般市民に責任を取る意味で、2月1日の開催中止が決定したという。柏主任は「晩餐会という形での貧困扶助資金を調達するのは良い方法であり、海外でもよく見られる。今回は中止になったが、貧困扶助基金会は今後も、より穏当で、中国の国情に合う形を模索していく。基金会は年内の適切な時期に別の晩餐会を開催する可能性がある」と強調した。
同基金会は予約済み入場券について、「入場券は電話予約を受け付けただけで、現金の支払いは発生していない。このため払い戻しなどの問題はない」と説明している。
中国貧困扶助基金会は昨年12月28日、初めてとなるチャリティー晩餐会を1日に人民大会堂国宴大ホールで開催することを発表。国内の人々は入場券を予約すれば誰でも参加できるとしていた。
●は金へんに「争」
「人民網日本語版」2005年2月1日