河北省出身の新郎新婦が31日午前、北京・王府井大教堂で西洋式の結婚式を盛大に開いた。結婚式の車列パレードは、全長が短いもので9メートル、最長で16メートルもあるキャデラック16台で編成した。
結婚式の司会を務めた史さんによると、新郎新婦の古里は河北省の農村で、2人の両親は共同で全国的に有名な繊維会社を経営しているという。
教会での結婚式を終えた後、新郎新婦の車列はホテルで開かれる披露宴に直接向かわず、長安街を走り、天安門広場を見学した。車列は復興門で向きを変え、披露宴が行われる貴賓楼飯店へ向かった。
「天安門広場の見学は新郎新婦の両親が特に願ったものだった」と史さんは教えてくれた。新郎新婦の両親が言うには、もし国家が改革開放政策に踏み切らなければ、彼らの企業が今日のような繁栄を築くことはできなかったという。このため両家の家長は子供に「豊かになったのは国のおかげであることを忘れないように」と願った。このため、天安門広場を車列パレードで見学するという「愛国主義教育」を新郎新婦の結婚式に取り入れたという。
史さんは「結婚式はとても順調に行われ、新郎新婦と彼らの家族は満足していた」と語った。この結婚式の費用を尋ねると、史さんはこう答えた。「お客様のプライバシーを明かすことはできません」
「人民網日本語版」2005年2月1日