朝鮮の外務省は10日、米国による朝鮮敵視政策の継続を理由に、朝鮮が6カ国協議の無期限中止を決定したとする声明を発表した。声明はさらに、朝鮮がすでに自衛のための核兵器を製造したとしている。
ボルトン米国務次官(軍縮・安全保障担当)は同日これに先立ち、米国は随時6カ国協議を再開する準備があると表明していた。
一方、朝鮮中央通信は、現在は協議を続行する理由がないとする朝鮮政府の見解を伝えた。この中で、「われわれは6カ国協議の実施を望む。しかし、われわれが協議へ参加する理由があると判断し、協議がプラスの成果を獲得できる時が来るまで、交渉への参加を無期限に中止せざるを得ない」とする朝鮮外務省の声明を引用している。
「人民網日本語版」2005年2月11日