中国農村部の住宅といえば、これまで「不潔、乱雑、低品質」の三拍子とされてきた。住宅など生活インフラの問題を解決するため、浙江省は2003年、「1千村を整備し、100村をモデルに」を目標とするプロジェクト「千百工程」を始動した。省内から農村の現代化モデルとして「環境新農村」を選び、政府による投資により村民や集団による事業参加を促すことで、村民の住宅・生活インフラを全面的に改良している。「千百工程」の実施から2年余りが経ち、浙江省各地のモデル村やテスト村では、簡素な瓦ぶきの家が高級一戸建てに、「村落」が「コミュニティー」に取って代わられ、景観が大きく変化している。
写真は植木の手入れに精を出す園芸担当者(浙江省湖州市徳清県青トン村)
「人民網日本語版」2005年2月12日