最高人民法院(最高裁)がまとめた最新統計によると、2004年には知的財産権をめぐる訴訟が増加し、特に著作権、専利権(特許、実用新案、意匠)、商標権に関するものが目立って増えた。
統計によると、民事訴訟分野では、04年に全国各レベルの人民法院(裁判所)で一審判決が出された知財権関連訴訟は8832件に上り、前年に比べて46.82%増加した。著作権・専利権・商標権関連訴訟はいずれも大幅に増加した。中でも著作権関連訴訟の増加が目立ち、同年に受理された案件は4264件(同70.99%増)に達した。
刑事訴訟分野では、04年9月に最高人民法院が「知財権に対する司法保護のさらなる強化に関する通知」を発表した。同年12月21日には、最高人民法院・最高人民検察院が共同で「知的財産権侵害の刑事事件処理における法律の具体的運用をめぐる若干の問題に関する解釈」を発表し、知財権に対する刑事保護をさらに強化した。
「人民網日本語版」2005年2月16日