米スペースアドベンチャー社と香港太空旅游公司は27日、深セン市で協力合意書に調印した。まもなく世界でスタートするハイテク観光事業である宇宙観光旅行が、中国に正式に上陸したことになる。現在、個人向け宇宙旅行事業の開発を認められているのは、世界でも米国航空宇宙局(NASA)とロシア航空宇宙局のみ。スペースアドベンチャー社が個人向け宇宙旅行を売り出すエリアは、中国が34番目。
今後、中国の一般市民は3種類の旅行プランから選択できるようになる。地球衛星軌道の宇宙旅行、準軌道の宇宙旅行、地上での宇宙訓練体験の3つだ。地球衛星軌道旅行に参加すると、宇宙空間にある国際宇宙ステーション(ISS)に8日間滞在して、地球を120周(約300万マイル)し、広大な宇宙空間の不思議な感覚をじっくり体験することができる。価格は2千万ドル前後。
中国ではすでに深セン市に住む中国人男性1人が準軌道旅行への参加を申請している。
「人民網日本語版」2005年2月28日