中国水利部は1日、「現在、中国の50余りの都市において、地下水の過剰採取で地盤の沈下がおこり、巨大な経済損失をもたらしている」と明らかにした。
報道によると、これらの都市は主に、経済が発達している長江デルタと華北地域に分布しており、その中では、地盤沈下により建物が崩壊した都市もあり、中国政府はきわめて重視している。
伝えられるところによると、関係部門は地下水の採取量を制限し、計画的な用水、高層ビルの建設制限などの措置を講じて、地盤沈下をくい止めるようこれらの都市に求めた。また、中国は長江デルタや華北地域において地盤沈下に対する監視・観測ネットワークを立ち上げた。
「CRI」より2005年3月2日