国家人口計画生育委員会の張維慶主任は12日、全国人口計画成育委員会の会議で、「改革開放以来、中国は経済の持続的かつ急速な成長という奇跡を生むとともに、人口の早すぎる増加を抑え、出生数が予想を3億人余り下回るという奇跡を成し遂げた」と表明した。一方で、国民の全体的資質、大量の流動人口、新生児の男女差の拡大など、人口をめぐる問題は今後数十年にわたる難題の一つだと指摘した。
張主任はその上で、人間の全面的な発展に向け、次の4つの方向に優先的に力を入れるべきだとした。
(1)低出生率の安定、人口問題の総合的解決
(2)国民の資質向上
(3)社会的な公平・正義の促進、政府・社会・企業・個人の共同投資システムの形成、格差縮小、利益のバランス化
(4)居住環境の改善、生活の質的向上、立ち遅れた生活モデルの改善、人口の秩序ある移転・流動
「人民網日本語版」2005年3月13日