北京市で10日、飛翔する竜に似た天然の紋様の入った奇石が見つかった。発見者の王炳堯さんは10日、妻と訪れた門頭溝区・九竜山地区の永定河沿いでこの石を拾ったという。
石の表面に現れた「竜」は長さ約10センチメートル。「頭」の両側には長い「ひげ」があり、「尾」は奇石の裏側まで伸びている。取り巻く「雲」の中、悠々と体をくねらせて舞う姿は、生き生きとした躍動感に溢れる。
北京地質研究所の研究員・呉教授によると、奇石は地質変化により長い歳月をかけて生まれた堆積岩の一種で、紋様の部分は動物または植物の化石とみられる。
「人民網日本語版」2005年3月13日