チベット自治区政府は年内に、新たに1400の行政村で放送受信網の整備に着手する。これにより全行政村でラジオ・テレビの視聴が可能になる。
同時に番組数も増やす計画で、受信網がすでに整備された農牧地帯でラジオ番組を3~5種目、テレビ番組を8種目視聴できるようにするなど、公共放送サービスを徐々に拡充していく。このほか、郷でもラジオ・テレビ番組を増設する。
自治区ラジオ・映画・テレビ局の張崇銀局長は「面積約120万平方キロメートル、平均海抜4000メートル以上、人口262万人のうち8割を農牧民が占めるチベットでは、1999年から開始した放送受信網の整備によってラジオ・テレビ事業は大きな進歩をとげた」と強調した。
「チャイナネット」2005年3月24日