公安部の担当責任者は30日、このほどインターネット上で「完全自殺マニュアル」というタイトルの書き込みが相次いだことについて初めてコメントし、「有害な情報をインターネットで配布した者は、これが犯罪行為にあたる場合、法に基づいて刑事責任を追及される。治安管理やインターネット管理に関する規定に違反する場合、法に基づいて調査・処罰される」と述べた。日刊紙「中国青年報」が伝えた。
このほど「完全自殺マニュアル」というタイトルの書き込みがインターネット上の掲示板で頻繁に確認され、インターネットユーザーやマスコミの間で大きな反響を呼んだ。30日午後5時ごろ、大手ポータルサイトで「自殺ウェブサイト」という言葉を検索したところ、56万6千件のウェブページがヒットした。「完全自殺マニュアル」という言葉では7万8500件がヒットした。自殺をテーマとしたウェブサイトや「完全自殺マニュアル」が中国で見られるようになったのは2002年。海外の自殺関連ウェブサイトを参考にした自殺例は、2001年にすでに発生している。
「人民網日本語版」2005年3月31日