今年江西省は炭鉱の安全生産を強化し、集中してガス防止整備を実施している。その中に3.6億元以上の資金を投入した省所属国営炭鉱4社のガス防止整備プロジェクトがある。江西省石炭集団公司が管轄するこれら炭鉱4社は、今年年末までに全て遠距離安全監査システムを採用し、省集団公司とのネットワークを立ち上げる。
江西省のこの資金は国債、各級への交付、企業自身の資金調達によるもので、重点的に炭坑採掘区システム、炭坑ガス排出システム改造、炭坑安全監査及びネットワーク整備、炭鉱救護装備更新及び機械電気設備更新などの5方面に使用する。江西炭鉱安全監査局の要求に基づき、豊城鉱務局、英崗岒鉱務局、萍郷鉱務集団公司は、今年6月末までに遠距離安全監査システムを、楽平鉱務局は今年末までに遠距離安全監査システムを建設し、省石炭集団公司とのネットワークを実現する。
この監査システムの完成後、炭坑ガス状況の各種データを専用ルートを通じて地表に設置する監査センターに反映させ、ネットワークにより上級の監査システムに伝送する。江西省石炭集団公司安全監査部門は、事務所にいながらにして随時各炭鉱のガス指数などの状況を掌握することができ、実際状況に基づいた判断を下して指令を発し、ガスという炭鉱の安全を脅かす“恐ろしい殺し屋”を有効に抑止する。
「チャイナネット」2005/04/04