教育部はこのほど行われた記者会見で、学校で公衆衛生に関する突発事件が発生した場合に備え、報告者制度の設置を検討していることを明らかにした。
同部によると、近年は学校での食品衛生・安全対策は全体として好転しつつある。2004年、学校での発生が報告された食中毒事件は108件で、中毒症状を起こした患者は4921人、食中毒による死者は6人。前年との比較では、件数は17.5%減、患者は25.52%減となった。学校食堂や学校行事による会食では、食中毒事件による死者は出ていない。
現在の問題点ついて、同部は次の措置を打ち出している。
(1)食堂従業員の研修に関するニーズを検討のうえ制定し、食堂従業員の就業訓練制度を整備する。
(2)学校で公衆衛生に関する突発事件が起きた場合に備え、報告者制度を構築し、食中毒や伝染病の流行など、突発事件に関する報告体制や緊急処理体制をさらに改善する。
「人民網日本語版」2005年4月5日