4月7日は「世界保健デー」で、テーマは「健康な母子」、スローガンは「ひとりひとりの母と子どもを大切に」だった。だが衛生部によると、中国農村部の妊産婦死亡率は都市部の2倍以上に達し、乳児死亡率も都市部を大幅に上回っている。
全国の乳児死亡率は1949年の20%から2003年には2.6%に、妊産婦死亡率は10万人あたり1500人から同51.3人にまで減少した。全国の女性平均寿命は、1990~2000年の10年間で2.8歳伸び、73.3歳になった。その一方で、女性と子どもの衛生・保健環境および健康状況には大きな地域間格差が存在する。2003年の妊産婦死亡率は農村で10万人あたり65.4人で、都市部(10万人あたり27.6人)の2.4倍。乳児死亡率は同2.9%で、都市部(1.1%)の2.5倍に達している。同様に、西部地域の妊産婦・乳児死亡率も東部地域を3倍以上上回る。
「人民網日本語版」2005年4月8日