甘粛省の地質鉱産開発局の元職員・杜志勇さんは13日、日本が明治時代に中国の鉱産資源状況を極秘調査していたことを裏付ける、所蔵の日本語図書2冊を公開した。
公開されたのは、明治44年(1911年)6月発行の「日本炭鉱誌(増訂版)」(高野江基太郎著)、昭和17年9月(1942年)発行の「支那地質鉱物調査報告」第4号(北支那株式会社調査局編)。このうち、「支那地質鉱物調査報告」第4号の左上には、軍事機密であることを示すスタンプが捺されている。これら資料は、日本が20世紀前半、すでに中国の鉱産資源を極秘調査していたことを示している。
「人民網日本語版」2005年4月14日