春めいてきたこの4月に、「梟竜」/JF-17生産プロジェクトの着工式がパキスタンで行われた。これは中パ両国の航空分野における協力が新しいページを開いたことを示すものである。
1999年6月28日、中国航空技術輸出・輸入総会社とパキスタン空軍側は「梟竜」/JF-17新型戦闘機の開発・製造の協力の取り決めに調印した。中国航空技術総会社、成都航空機工業(グループ)設計研究所及びパキスタン空軍側は開発・製造につとめることになり、これは中国とパキスタンの航空技術協力分野における実り豊かな成果を示すものである。2003年8月25日、「梟竜」/JF-17は四川省成都市でテスト飛行に成功した。
先般、「梟竜」/JF-17生産プロジェクトの着工式がパキスタン航空連合体で行われ、ムシャラフ・パキスタン大統領、中国航空工業第一グループ会社の耿汝光副総経理が出席した。この着工式は航空連合体航空機製造工場のK-8生産職場に設置され、戦闘機がこの式典で祝日の雰囲気を盛り上げる主役となった。専門に設置された展示台には、「梟竜」/JF-17の機能、研究・開発のプロセス、飛行状態および新たに建設される生産エリアの生産ライン建設及び技術改造の企画・配置状態が示された。
パキスタン航空連合体理事会主席であるオレイザンム中将は着工式であいさつを行った。中国第一航空グループ会社の耿汝光副総経理は中パ両国の「梟竜」/JF-17を開発・製造する経緯を振り返り、「梟竜」/JF-17生産プロジェクトの着工に心からお祝いの意を表した。同氏は「中パ両国の友好関係の発展とともに、両国の航空分野での協力が引き続き拡大することになろう」と語った。
ムシャラフ・パキスタン大統領は中パ友好協力の数十年の歴史を情熱をこめて振り返り、中国のパキスタンに対するサポートを高く評価した。ムシャラフ大統領はパキスタン空軍の光栄ある戦闘の歴史を振り返り、先進的な戦闘機を利用してパキスタン空軍の威風を再び振るい立たせる念願を表明した。ムシャラフ大統領は今後政策と物資の面から「梟竜」/JF-17プロジェクトをサポートすることをおごそかに承諾した。
中国第一航空グループ総会社、中国航空技術総会社、成都航空機会社、成都航空機設計所、中国航空企画・デザイン研究院の責任者、パキスタンに駐在する一部の国の武官とサプライヤーの代表が着工式に出席した。
「チャイナネット」 2005/04/20