職業性の呼吸器系疾病に関する第10回国際会議が19日に開催され、中国の有毒・有害のおそれがある企業は1600万社を超え、職業病の危険にさらされている人は2億人を超えることがわかった。中国の職業病の危険性は都市部工業エリアから農村部へ、東部地域から中西部地域へ、大中型企業から中小型企業へと移りつつあり、分布範囲も拡大している。
中国では1950年代以降、塵肺症の累計報告件数は58万人で、現在も44万人が患っている。専門家は、工場・鉱山の労働者が健康診断を受ける比率が低く、データが不完全なことから、実際の発症者は10倍の100万人以上に達すると予想している。
「人民網日本語版」2005年4月20日