西蔵(チベット)自治区北部の当雄(ダンション)県納木錯(ナムツォ)郷は、同県で唯一、遊牧が行われている郷だ。同郷の学生のうち100人近くは、草原に設置されたテントの学校6校で学んでいる。テントの学校は、季節に合わせて移動する遊牧民とともに、納木錯草原の牧草地を移動する。小学1~3年生は西蔵語や数学、普通話(中国の標準語)のローマ字表記を学び、小学4年生からは近くの寄宿小学校に入る。
「人民網日本語版」2005年4月26日