国家旅游局の邵琪偉局長は28日、日本の旅行業界の代表団(団長・藤野公孝自民党参議院副幹事長)と会見した。
邵局長と藤野副幹事長は会見でそれぞれ次のように述べた。
▽邵琪偉局長
中日両国の観光部門は民間の有効協力をさらに強化し、両国の観光交流促進の大局から出発し、協力を強化する必要がある。中日両国のますます多くの国民が互いの国に旅行し、観光することができるよう望む。これは両国の国民の友情と相互理解の増進に役立つほか、両国関係発展にもプラスの意義を持つ。
長年にわたり、中国への旅行目的での入境者数は日本が最も多く、昨年はのべ333万人、今年第1四半期はのべ90万人(前年同期比37%増)だった。訪日する中国人も増えつづけており、昨年はのべ102万人、今年第1四半期はのべ28万7千人(同12%増)だった。
中国は安全な旅行先だ。この点はすでに国際社会に広く認められ、中国観光業の近年における急速かつ健全な発展を完全に保証している。中国政府と国民は、日本を含む世界各地の旅行者の安全を守る能力があり、これまでと変わらず旅行者の安全確保に努めるだろう。
▽藤野公孝副幹事長
中国は潜在力が大きく、急速に発展する市場だ。両国の業界は友好的な観光交流に力を尽くすべきだ。北京から日本に戻ったら、日本の市民に「北京や上海、中国各地への旅行は安全だ」との前向きな情報を伝えたい。いっそう多くの中国人が日本に観光に訪れることを歓迎する。
「人民網日本語版」2005年4月29日