今年は、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の戦勝60周年に当たる。北京・人民大会堂では9日夜、南京大虐殺をテーマとする大型民族交響曲「平和頌」の公演が行われた。民族色のある音楽という形で、、忘れてはならない当時の歴史や、犠牲者への弔意、侵略者への強い非難を表現し、平和への信念と決心を社会に呼びかける作品だ。公演会には、中国共産党中央政治局の李長春常務委員が出席した。
「平和頌」は、南京大虐殺という歴史を初めて題材に取り上げ、侵略戦争への反対と世界平和への呼びかけを表現した大型民族交響曲だ。南京、香港、台北の民間オーケストラと、北京からの出演者340人が公演を行った。同日の公演会を皮切りに、戦勝60周年を記念する文化部の優秀公演プログラムがスタートする。
「人民網日本語版」2005年5月10日