米経済誌「フォーチュン」の「フォーチュン世界フォーラム」が16日、北京で開幕した。一方、会議来賓の配偶者らは早朝から専用列車で北京市延慶県を訪れ、徒歩で万里の長城を観光するなど、中国と北京の特色あふれる文化の旅をスタートした。
会議に出席する来賓とともに北京を訪れた配偶者らは129人。来賓の多くは男性で、配偶者の一行はほぼ「夫人団」といえる。一行の北京滞在がフォーラムと同じく豊富多彩なものになるよう、主催者側は念入りにツアー日程を練りあげた。ツアー日程には、毎日のようにすばらしいイベントが目白押しだ。
ツアー日程によると、16日、夫人団は徒歩で万里の長城を訪れた。コンドミニアム型宿泊施設「長城脚下的公社」で昼食をとり、施設内の建物を見学した。
17日は朝から天安門付近の太廟(労働人民文化宮)で太極拳を習い、少林寺の僧侶によるカンフー公演を観賞し、午前中のスケジュールは故宮(紫禁城)の観光、五輪訓練場の見学、五輪金メダリストとの対面などから好きなコースを選べる。午後は頤和園の観光、天安門東側の菖蒲河公園での京劇鑑賞などが選べる。
18日早朝はまず雍和宮を訪れ、仏教文化に触れる。その後「三輪タクシー」で北京の伝統的な路地「胡同(フートン)」を観光し、一般家庭を訪問して北京市民の生活を直接体験する。また、建設中の中国国家大劇院を見学することもできる。さらに、中国名物がそろう紅橋市場や新秀水市場、骨董品市場などで、ショッピングを楽しむこともできる。
「人民網日本語版」2005年5月17日