上海世界博覧会事務調整局は17日、世界的な広告・コンサルティング企業のIPGグループと、2010年上海万博に向けた市場開発プラン作成合意書に調印した。これにより、上海万博の市場開発活動が本格始動したことになる。「東方早報」が伝えた。
上海市の周禹鵬副市長(世界博覧会執行委員会常務副主任)によると、今回の上海万博市場開発プランの内容は、(1)ブランド・スポンサー計画(2)シンボルマークなどのライセンス事業計画(3)活動運営プラン(4)観光計画プラン(5)企業誘致計画(6)市場開発に伴うマーケティング・広報予算(7)商工業・税務分野の問題(8)関連部門・機関のサポート事業計画――など8分野。
同局の戴柳副局長の説明によると、市場運営の収益は万博運営のみに使い、「他分野への投資は行わない」。周副市長も、「今回の市場開発プランは国際条約に厳密に基づいて作成する。制限ある範囲内での市場開発で、上海万博の運営のニーズを満たすためにのみ使う」と話す。
「人民網日本語版」2005年5月18日