農業部は21日、青海省農牧庁から鳥インフルエンザ発生の通報を受けていたことを明らかにした。通報を受けたのは今月4日。青海省剛察県泉吉郷の年乃索麻村で一部の渡り鳥が死亡し、国家鳥インフルエンザ参考検査室の診断により、H5N1型鳥インフルエンザだったことが確認されたという。
青海省はすでに、動物防疫関連の法規定に基づいて緊急対策措置を取り、感染発生地区の封鎖と消毒を進め、他の家禽や人間、野鳥との接触を防いでいる。同時に、周辺地域や渡り鳥の移動経路では、感染の危険の高い家禽への免疫措置を実施。現在のところ、剛察県で発生した渡り鳥のインフルエンザが、家禽や人に伝染したケースは見つかっていない。
「人民網日本語版」2005年5月22日