国家禁毒(薬物禁止)委員会は26日の記者会見で、中国の薬物取り締まり活動の進行状況を説明した。中国では現在、アヘンやヘロインなど従来型薬物使用の案件数は落ち着きつつあるが、娯楽施設などではMDMAやケタミンなど新しい薬物の使用者が急速に増えつつある。一部地域では大麻、メタンフェタミン、ペチジン、カフェインなどの使用例が目立った。中国では現在、ヘロイン、MDMA、他の中枢神経抑制薬物、向精神薬など、さまざまな薬物が同時に使用されているという。
同委員会の楊鳳瑞常務副主任の説明によると、薬物の取り締まりが行われた娯楽施設は2004年下半期だけで8万カ所以上。薬物犯罪との関連により整理・営業停止の対象となった施設はうち1800カ所以上、閉鎖された施設も900カ所を超える。
「人民網日本語版」2005年5月26日